-
「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」
投稿日 2021年4月1日 16:41:00 (ルーマニア)
イディッフの柴田さんと知り合ったのは、
3年以上も前のことだ。
梅田の催事で、チェコの文化を紹介するブースを持っていた彼女が、
いずれ刺繍の展示を企画したいと話を持ち掛けてくださった。
2年前の秋には、トランシルヴァニアに下見に来られた彼女をご案内した。
和装姿の柴田さんをお連れして、
ブラショフの民俗博物館、サチェレの民俗博物館や村の織り工場、
そしてセーケイ民族博物館を一通り見て回った後、
我が家のコレクションをお見せした。
最後には、アーラパタク村のおばあさん宅で実際に村の刺繍を見て頂いてからお別れした。
その間にパンデミックが到来し、
この企画も立ち消えになったと思い、諦めていた頃、
昨年の秋の終わりに連絡がきた。
こうして展示品のリストの作成、
展示品の解説や目録の記事の執筆、
現地の写真家を探し、展示品の写真撮影、展示品の発送など。
この数か月は、この仕事でかかりきりになった。
気が付くと4月、
企画展の告知もはじまり、
やっと展示会が近づくという実感がわいてきた。
残念なことに、私は自分の目で展示を見ることができないが、
刺しゅうを愛する人々に、
トランシルヴァニアの衣装と刺繍の美しさを十分に堪能してほしい。
横須賀美術館の企画展「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が
4月24日(土)~6月27日(日)まで開催されます。
ショップオーナー所有のトランシルヴァニアの伝統衣装と刺繍が30点展示されますので、
ぜひこの機会にご覧くださいませ。
期間中はキットや刺繍作品など、ミュージアムショップでお買い物もできます。
ファッションプレス誌からの紹介はこちら。
Source: トランシルヴァニアへの扉 – Erdely kapuja-
続きを読む>>最新情報