-
一日乗車券のウィーン
投稿日 2019年12月21日 04:53:55 (チェコ)
クリスマスシーズンはウィーンへ。
こんなに楽しみにしている人がいる。もちろん私もだ。
電車の中で本読んで、音楽聴いて、「RegioJet社は車内販売に嬉しい価格の寿司セットがある」と教えてもらったそれを頼んで、ピーナツつまんで、お茶飲んで、時々田園風景を眺めてプラハ中央駅から約四時間の電車の旅。ああ幸せ、待ちに待った休暇だ。渋滞も、駐車場探しもない気楽な電車の旅だよ。
ウィーンに着いたらメトロU1に向かってエスカレーターを降り、通路の日本のみどりの窓口的な所でメトロ、トラム、バス乗降り自由の一日乗車券(一日〜数種有)を買い、ゲートで刻印、中心街へはメトロで数駅。この券を使って、あっちのクリスマスマーケット、こっちのカフェと気ままに街を歩くのだ。
手始めに恒例、ご主人超お気に入りおにぎりカフェに行くところだが、常々「おにぎりならうちでも時々お弁当にいれてるじゃない」と思っていたので、たまには違うお店にとこちら…
きゃあ
わたしは見た目の懐かしさに涙ぐみ、ご主人は…
位のライト感。キッチンから微かに聞こえる調理の音が、菜箸を使っているのか?和の感じなのとか、お姉さん達の作業しながら話す日本語に幸せになった。Volkstheater駅裏直ぐ。
只今から思いつくままにクリスマスマーケットを渡り歩くが、ウィーンの景色が少しでも多く楽しめて、今どこにいるか把握しやすいトラムを主に使って彷徨う。一回メトロに降りると上がって来た時に迷うのよ。
2番トラムに乗ってLederergasse、停留所目の前にある小さな小さな小さな小さなカフェへ。三人もお客が来れば店内ギュウギュウだけど、コーヒー好きの立ち寄る活気と温かさのあるお店。
ウィーンでコーヒーの色が明るい色で、その上ハンドドリップしてくれる店。もちろん好みの問題だし、超人気の観光地で忙しいから、時間と手間のかかるハンドドリップを注文するのは無理を頼んでいるのだという事も理解している。だからこそこの超ギュウギュウ店内で、いつ行っても快く手際よくハンドブリューしてくれるこの店が貴重なんだ。
そのカフェの界隈は、BIOスーパーマーケットとか、こんなウィンドウ飾りのお店があったりする。丁度ねずみーズのパーティーが行われていた。
↑こんなウィンドウを眺めながら、2番トラムの道をちょっと歩いて戻って、 スーパーBの脇をSpittelbergのマーケットへと歩くのがお気に入りのコース。途中にはお洒落チーズ屋、お洒落アンティーク家具を直して次のお洒落家具にして売る屋さん、お洒落ビストロ等が点在。どこもお洒落はいちいち付けなければいいけないレベルだ。
ふっふっふ
暗くなりましたな
暗くなったらど中心街に移動。めちゃくちゃめちゃくちゃ混んでいるけど、そんなの仕方ないよだってこんなにきれいなイルミネーションが見られるのだもの。通りごとに飾りが違うのもいい、Graben通りは一番豪華で一番好きに決まっているけど、Kohlmarktの空から光が降って来るような飾りもいいなぁ。
いつもならKarlsplatzのマーケットに戻って、お宿に帰るところだけど、お宿を初めて違う所にしてみた。中心街は夜まで騒がしかったりしないかといった有らぬ気苦労を止めて、イルミネーションを見たらツルっと戻れる所にしたのだ。古いフラットを改造した家族経営の宿だ。
朝、食堂に行くと、おかあさんがコーヒー?それともお茶?ときいてくれて、好みの方法で卵を焼いてくれる。以前も食堂だったのかな、音楽はない、静かな時間が流れる。
夜に外で楽しそうな人の声が聞こえていたような気もしたけれどぐっすり眠れた。Am Hof界隈の宿は、サンダル突っ掛け感覚で出かけられて、朝早起きさえすれば、
こんなふうにゆっくりアンティーク店のウィンドウを眺めて、
笑ったり、うっとりしちゃったりもして
足が疲れる前や、トイレに行きたくなった程度で一旦お宿に戻れるのでよかった。ところで二日目は、昨日散々ショーウィンドウ眺めに付き合ってもらったので、ご主人の決めたプランでウィーンを観光をすることに。
丸くなったプラットフォームにカーブしながらトラムが入ってくる、乗っても待っても楽しい Schottentor U から
38番に乗って終点までわずか20分のちいさな旅。ご主人のウィーンプランは、途中車内から人々が暮らすエリアを見せていただけたり、トラムが終点に入る手前に建物の下をくぐったり、終点の街の古い町並みが愛らしい上に1日乗車券を超活用できるたいへんに素晴らしいプランですが、
なんで
山道に向かっているのかな?
油断すると直ぐにハードな散歩に誘い込もうとするご主人。ギリシャでもちょっとこっちに行ってみない?とか言いながら、崖道登って、海岸沿いを反対に渡り隣の村まで行ったっけ…
そうはさせない
今来た道をマッハで戻るぜ。と言うのも、ご主人が楽しみにし過ぎた旅は高確率で雨に、それも豪雨や、嵐になった事もあるんだから。この記事を見つけたらロボコン(Do you know?) みたいに腕を回して反論してくるかもしれないけど、証拠に…ほらね、
来た来た雨雲
この楽しみにしていたレストランを諦めて、取るものもとりあえず再び38番に乗って戻ったけれど、時すでに遅し、ウィーンの街は降った雨で道に川ができる程の土砂降りになっちゃったんですよぉ。しかも次の日まで。
三日目の最大関心事は、どうやって服と靴を乾かすのか?に。それでも早起きして出かけたら、こんなにウィーン貸切感が味わえる瞬間も過ごせました。雨はお肌によさそうだしね♪
そうそう、たのしみにしていたレストランでは、来る前にネットで写真を見ちゃって、どーしても食べてみたくなっていたカイザーシュマーレンを食べるつもりだったんであります。結局、ここまで靴が濡れたらもっと濡れても同じと、すっごい雨の中、最寄りのレストランに行って食べたのですが、たいへんおいしゅうございまして、家に戻ってきて作ったりもしたので、よかったらまた次回のブログ記事を楽しみにしてやってね。というわけで2019年のウィーン旅を一旦締めますわよ。
うっとりしまくっている、インスタもよろしく〜
を押すとが喜びます。最後まで読んでくれてありがとう。世界のどちらにいてもステキな一日をね〜!
Source: 18番トラムでハラチャンスカへ
続きを読む>>最新情報