-
アウシュヴィッツ博物館での見学サポートをご希望の方へ
投稿日 2020年1月10日 06:10:54 (ポーランド)
現在、基本的に週末(土曜日・日曜日)のみご依頼をお受けしております。
アウシュヴィッツまたはヴィエリチカ岩塩坑での見学サポートをご希望の場合、間接的にサポートができることもありますので気になる方はメールにてご相談ください。
.
2020年以降、私が行うアウシュヴィッツ博物館見学サポートの内容を変更いたします。
旅行会社で申し込まれる場合のサポート内容とは異なるため、当記事をよくご確認ください。
.
.
このページの目次
1. 博物館の見学と混雑について
2. これまでと今後の対応方法
3. 変更後の対応に関するQ&A
4. 5つの大きなメリット
5. 2020年のサポート料金
6. お申し込みはこちらから
博物館の見学と混雑について
まず、アウシュヴィッツ博物館の見学方法は大きく分けて、現地旅行会社のツアーや博物館の公式ガイドツアーに入って見学するか、または完全個人で見学する方法の二つあります。
ただしツアーに入らずに見学できる時間帯は限られており、またガイドなしでは正しい順路での見学および展示内容の理解は非常に難しいです。
きちんとした説明をしっかり聞きたい、重要展示を見逃したくないという方にとって、ツアーに入ることは必要不可欠と言わざるを得ません。
しかしここ数年で博物館訪問者はかなり伸びており、それに伴って館内も大混雑、見学ペースについていきづらいと思うことも増えてきました。
2018年、アウシュヴィッツ博物館の訪問者は約215万人にのぼりました。
2010年では約125万人でしたが、年々増加傾向にあります。訪問者の出身国はポーランド、次にイギリス、アメリカ、イギリス、スペイン、ドイツ、フランス…など欧米が多くを占めますが、日本人も明らかに増えています。
これまでと今後の対応方法
さて、これまで私がサポートを行う場合、ご依頼者さまに博物館公式サイトにてポーランド語ツアーチケットを私含む見学者人数分購入していただき、通訳者として対応してまいりました。
私はアウシュヴィッツ博物館や観光都市クラクフのあるマウォポルスカ県の公認ガイドです。
その面では第二収容所はツアーに入らずとも個人的に案内できるのですが、第一収容所は専任ガイドのみが案内することができるため、私自身もツアーに参加しなければサポートできません。
ただ第一収容所の展示施設(かつての囚人棟)は決して広くないため見学者で溢れかえっており、混雑で展示物が見えづらいことも多々、写真撮影中にツアーから外れそうになったり、時にはツアーについていくだけで精いっぱい。
もちろんツアー自体は大変有意義なものですが、それくらい訪問者が多いということです。
閉館間近だと落ち着くので、なるべく訪れる時期や見学時間も考慮するべきと言えるでしょう。
第一収容所は写真、資料、模型、現物展示などを見ながらアウシュヴィッツの歴史やホロコーストについて学んでいく場所となります。
第二収容所こそが皆さんのイメージされている「アウシュヴィッツ」であり、こちらでは屋外見学が主です。第一収容所とは異なり広いので混雑に左右されることは滅多にありません。
.
ここから、本題のアウシュヴィッツ見学サポートの変更点について説明します。
2020年以降、原則、ツアーに入って通訳としてサポートするかたちは取りません。
第二収容所のみ個人的に案内し、クラクフ公認ガイドとしての第二次世界大戦に関する知識も交えながらじっくり案内させていただきます。
事前に第二収容所でゆっくり説明させていただければ整理しやすく、また時間の許す限り、ご自身のペースで理解を深めることができます。
思い切った変更ですが、そのほうがご依頼者さまの満足度は高いと自信をもって言えます!
.
変更後の対応に関するQ&A
.
.
むしろ、通訳のみの場合よりも説明できる量は圧倒的に多くなります。
.
そのため、時間帯によってはツアーに参加して見学する必要があります。
.
そんなに時間がとれないという方には従来通り、通訳として両収容所を約3時間半で見学することも可能です。
.
ただし、チケットについてのアドバイスは致しますのでご安心ください。
.
.
依頼される方の多くは、「アウシュヴィッツに行くためにポーランドへ来た」と仰います。
しっかり見学したいからそれなりの料金を支払って依頼されるのであって、私自身も皆さまのお気持ちに最大限でお応えしたいと思っています。
ただし全体的には滞在時間が長くなるため、まる一日空けられない、仮に混雑していたとしてもなるべく早く見学を終わらせたいという方に対してはこれまで通り、公式ガイドツアーに参加しての通訳サポートになる可能性があります。
仮にふつうにツアーに参加して3時間半で見学を済ませたとしても、アウシュヴィッツへの往復移動に約3時間とかかるため、それであればまる一日を費やしてもいいのではないでしょうか。
5つの大きなメリット
1. 混雑を避けてしっかり説明を聞くことができ、また疑問があればその時点で質問できる(通訳の場合は一方的に話すことが多くなる)
.
2. 事前に詳しい説明を聞くため、第一収容所の展示内容を効率的に、スムーズに理解できる
.
3. 入場者制限で第一収容所のチケットが確保できなかったとしても、第二収容所で解説を聞けるのできちんとアウシュヴィッツを見学できる
.
4. 対応する人(現時点では私のみ)はクラクフ公認ガイドであるため、かつてポーランドに住んでいたユダヤ人やユダヤ教そのものについても十分な知識があり、ホロコースト犠牲者という観点以外でもユダヤについて学ぶことができる
.
5. 第一収容所の入場チケットはご依頼者さまの分のみの確保となるため、負担する代金が減る
あえてデメリットを挙げると…
先にも説明しましたが、しっかりと見学できる分、滞在時間が長くなってしまいます。
しかし「アウシュヴィッツをきちんと見たい」という方にとって、数時間ほど見学が伸びたとしてもそれほど問題ではないのではないでしょうか。
少なくとも無駄に時間をロスするというわけではなく、有意義な時間が増えるはずです。
ただスケジュールの都合上、どうしても限られた時間しか取れない方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合は以前のように通訳対応となるかもしれませんが、できる限り第二収容所のほうでフォローしますので安心してご相談ください。
また、同日にヴィエリチカ岩塩坑での通訳サポートもご希望の方は、アウシュヴィッツでも通訳対応となりますので予めご了承ください。
2020年のサポート料金
お支払いいただく料金は、基本的に下記のサポート料金表のとおりになります。
①クラクフ市街観光
②アウシュヴィッツ強制収容所
③ヴィエリチカ岩塩坑+アウシュヴィッツ強制収容所の同日見学コース
お申し込みはこちらから
日程の確定は最短1ヶ月前から、お申し込みはガイド希望日の3ヶ月前からお受けします。
また、3日前から当日のお申し込みの場合は vs92sv@gmail.com にも送信をお願いします。
こちらの規約を確認し、「この人に案内してもらいたい」と興味を持たれた方は、依頼専用アドレス:guide@witam-pl.com(下記ボタン)に必要事項を明記のうえお申し込みください。
.
必要記載事項
宛先:guide@witam-pl.com
(Cc:vs92sv@gmail.com もお忘れなく!)
1. 氏名(フルネーム)
2. 年齢・性別
3. フリーメールアドレス
4. 同伴者の有無と人数、名前
5. ガイド希望日
6. アウシュヴィッツに訪れる日の滞在先とその日の予定(分かる範囲でご記入ください)
7. 他に案内してほしい場所があればご記入ください(クラクフ、ヴロツワフ、ヴィエリチカ岩塩坑など)
8. 質問や要望、確認など
【注意】申し込みメールは vs92sv@gmail.com にも同時送信されますが、こちらは返信用アドレスです。返信は gmail アドレスからさせていただきます。
.
3日以内に返信が届かなかった場合は何らかの原因で、メールが送信完了していないか私の方でメールが受信できていない可能性があります。
その際は大変お手数ですが、再送信していただくかこちらから再度お問い合わせください。
Source: ポーランドなび -WITAM!-
続きを読む>>最新情報